特定非営利活動法人 あど未来ホームページ

NPO法人 あど未来 設立趣旨

特定非営利活動法人 あど未来
設立趣旨
設立趣旨
〒775-0501 徳島県海部郡海陽町宍喰浦字松原97番地10
 徳島県の太平洋沿岸域の悠然とした景観は、室戸阿南海岸国定公園として親しまれ、多くの人に安らぎと喜びの場を提供しています。とりわけ、高知県と境を接する竹ヶ島では、エダミドリイシをはじめとするサンゴが群落を形成し、亜熱帯性の景観を誇っています。
 とはいえ、近年、ゴミの不法投棄や開発など、私達自身の日常生活の変化によって、悠久・悠遠の時より創造された自然が損なわれつつあります。事実、人工林を主とする単調な山の植生は貧弱な生物相と保水力の低下を招き、川の直線的な人工護岸は本来備わるべき浄化能力を低下させているでしょう。このままいたずらに座視すれば、遠からず山の緑は色褪せて川は淀み、豊かな生物相は甚大な被害を被ることになるでしょう。また、荒廃した自然は期待を裏切り、訪れる人は減少し、様々な交流によって支えられてきた躍動感に富む私達の地域社会の衰退につながるのでは?現在も少子高齢化や過疎化が進行し、地域経済の基幹であった農林水産業は低迷を続けています。
 そのため、私達、地域の将来を想うものが集い、「あど未来」は産声をあげました。私達は竹ヶ島海中公園を中心とする沿岸域や日本の滝百選の一つである轟の滝を含めた中部山渓県立自然公園周辺、亜熱帯植物であるアコウが自生する室戸岬周辺の定期的な巡回を行います。そして、地域の人々や訪れる人々、子供も大人も、みんなに自然の大切さを知ってもらうために、自然とのふれあいや保全活動の場を積極的に提供し、交流をはかりながら、活発でありながら悠悠閑閑とした風を呼び込みたいと考えています。

 海は川をさかのぼり、山の斜面にその源を発するものです。自然は、つながり巡るものという理念とともに、自然を育み、育まれることを目的とし、山や川そして海を守り育てます。そのような活動は、私達地域住民の意識を覚醒させて、自然と親しみ、自ら自然に負荷を与えないような悠々とした生活につながるでしょう。また、明るい陽射しのもと、山の懐に抱かれ、川の流れに足をひたせば、すべてを暖かく抱き込むような悠揚とした住民の輪も生まれ育つでしょう。
 私達の町のすばらしい自然が全国に轟き、多くの人々の訪問によって交流が深まれば、それは地域住民のみならず、広く徳島、高知両県民の将来に喜びをもたらすでしょう。
私達は、その名称を「あど未来」とし、社会的信用を得るとともに、組織化することで長期的な活動を未来へつなげるため、特定非営利活動法人として設立いたします。また、地域に根ざし、かつすべての人々に開かれた特定非営利活動法人として、その責任を自覚しつつ活動することをここに誓います。
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